遺言書がない相続の場合は、「遺産分割協議」で相続分を決めなければなりません。
しかしながら、何から話し始め、何に注意しながら話をまとめなければならないのか、正確に理解している方は少ないのではないでしょうか。
今回は、遺産分割協議を行う上での注意点や、遺産分割協議書の必要性、そのほか弁護士に相談することのメリットなどについて解説します。
相続人全員で財産の分け方を話し合う遺産分割協議
遺言書が残されていない場合は、相続人全員でどのように分割するかを話し合いで決定しなければなりません。
相続人となる可能性のある者は配偶者や子に限らず、親や兄弟姉妹までも対象になります。
「親戚づきあいは普段からしているからトラブルにならないだろう」と思っても、遺産分割協議となると互いの利益が相反するため、簡単には話がまとまらないケースも多々あります。
また、相続財産には金銭的価値を持つプラスの財産と、借金等を含むマイナスの財産があり、誰に何を分けるかについては時間を要することも多いです。
トラブルになってから弁護士に依頼する方がほとんどですが、「円満に相続したい」というケースでも、弁護士を入れることはとても有効です。
公平、適正な相続を目指すなら、法律の枠組みを利用することは欠かせません。
その法律のプロである弁護士がサポートするわけですから、全員が納得できる相続を行える可能性は高くなると言えるでしょう。
トラブルを避けるために遺産分割協議書を作成する
全ての相続人が合意したら、遺産分割協議書を作成します。
文書を作成しておくことで、後の認識のずれや事情の変化によるトラブルを防止できますし、相続財産や相続分について明記されていますから、時間が経過しても合意しった内容を失念することがありません。
また、預貯金や不動産等の名義変更においても、遺産分割協議書の提出を求められますから、必ず作成する必要があります。
遺産分割トラブルを弁護士に依頼する必要性
遺産分割協議といっても人間同士の話し合いですから、互いの感情がぶつかり合うことも当然あります。
だからこそ、冷静に、そして公平性があるやり方で結論を出すことが重要であると考えます。
当事務所の弁護士は法律の専門家であることはもちろん、自身もかつて相続問題で苦労した経験を持っているため、皆様に近い立場でサポートを行うことが可能です。
専門知識を持たないまま協議に臨むより、弁護士による行き届いたサポートを受けた方が、最終的に大きなメリットに繋がることでしょう。
仮に調停や審判に移行したとしても、弁護士に依頼していれば安心です。
調停委員の理解を得られるよう論理的に説明することができますし、審判なら法的知識と経験をもとに主張と立証を行うことができます。
いずれも状況判断の上でアプローチの仕方を変えていきますので、費用対効果としても十分にメリットがあるといってよいでしょう。
インターネットの情報を鵜呑みにしない
今やインターネットで調べれば、どのような情報でも手に入る時代です。
相続問題を抱えている人達も、インターネットの情報をくまなく調べて対応に活かそうとしていることでしょう。
ただ、弁護士の立場からすると、遺産相続の問題は一般の方がインターネットで調べた情報で済むものではなく、専門家をいれるべき難易度の問題であるといえます。
例えば、ネットの情報の新しさや正誤を判断することは、法律知識がなければ大変難しいことです。
間違った情報のまま手続きを進めてしまうと、状況が悪化したり損失を被ったりする可能性も出てきます。
実務経験豊富な当事務所までご連絡を
弁護士に相談することの重要性は理解できても、弁護士への相談にハードルの高さを感じる方は少なくないでしょう。
そこで当事務所は、法律事務所が始めての方でも気軽に相談いただけるよう、次のような取り組みを行っております。
親身な依頼者対応
難しい法律用語はできる限り使わず、身近な言葉に例えるなどして、ご相談者様が抵抗なく理解できるよう心がけております。
当事務所では、話しやすさや信頼感からご依頼を受けるケースが多々ありますので、ぜひご安心の上ご相談ください。
初回無料の法律相談
当事務所では初回相談料を無料にて行っておりますので、まずは費用のことは気にせず、気軽にご相談いただければ幸いです。
諸費用についてはご相談の際にご説明しますので、すべてを聞いてから正式にご依頼いただくかどうかご判断いただければ大丈夫です。
ご相談者様にとって最適な解決をご相談者様と一緒に探り、できるだけ満足、納得のいく解決を目標に日々精進しております。
まずはお気軽にご相談ください。